
作品概要
公開日:2001年4月21日
上映時間:100分
監督:こだま兼嗣
脚本:古内一成
音楽:大野克夫
主題歌:B’z「Everlasting」
キャッチコピー:「哀しみが、時を止める……」
売り上げ情報
- 日本国内興行収入:29億円
→ 前作『瞳の中の暗殺者』(25億円)を上回り、当時のシリーズ最高記録を更新。 - 観客動員数:推定250万人以上
→ シリーズ人気の安定と、黒の組織登場による話題性が動員を後押し。 - 劇場版コナン第5作目としての意義:
→ 興行成績の大幅アップにより、劇場版シリーズの継続に大きく貢献した作品。 - 当時のアニメ映画ランキング(2001年):
→ 邦画アニメ部門で上位にランクイン。
この作品の成功によって、以降の劇場版『ベイカー街の亡霊』『迷宮の十字路』などもよりスケールを増して展開されるきっかけとなりました。
キャスト情報
レギュラーキャラクター
- 江戸川コナン(CV:高山みなみ)
正体は高校生探偵・工藤新一。黒の組織により子どもの姿にされてしまい、小学生として事件を解決する。 - 毛利蘭(CV:山崎和佳奈)
新一の幼なじみで空手部主将。芯が強く、コナン=新一を信じて支えるヒロイン。 - 毛利小五郎(CV:神谷明)
蘭の父で、眠りの小五郎として有名な私立探偵。実際の推理はコナンが担当している。 - 灰原哀(CV:林原めぐみ)
元・黒の組織の科学者「シェリー」。自ら薬を飲んで幼児化し、コナンの協力者となる。今作では彼女の過去と葛藤が大きな鍵。 - 阿笠博士(CV:緒方賢一)
コナンや灰原の味方となる発明家。少年探偵団のサポート役。 - 吉田歩美(CV:岩居由希子)
少年探偵団の元気な女の子。コナンに恋する一面も。 - 小嶋元太(CV:高木渉)
少年探偵団の食いしん坊で力自慢。うな重が大好物。 - 円谷光彦(CV:大谷育江)
知識豊富で礼儀正しい少年。灰原に好意を寄せている。 - 目暮十三(CV:茶風林)
警視庁捜査一課のベテラン警部。コナンと信頼関係がある。 - 白鳥任三郎(CV:井上和彦)
目暮警部の部下で、知的で落ち着いた警視庁刑事。 - ジン(CV:堀之紀)
黒の組織の幹部格で、コナンを薬で幼児化させた張本人。 - ウォッカ(CV:立木文彦)
ジンの相棒的存在。組織内での実働部隊員。
映画オリジナルキャラクター(ツインタワービル建設関係者など)
- 常盤栄治(CV:津嘉山正種)
ツインタワービルの建設計画を推進する大手ゼネコンの会長。高圧的な性格。 - 栗山緑(CV:高島雅羅)
常盤の秘書。冷静沈着でミステリアスな雰囲気。 - 井出啓二郎(CV:中田浩二)
ツインタワーのデザイナー。建築に強いこだわりを持つ人物。 - 大木岩松(CV:佐藤正治)
ツインタワー建設現場の責任者。口数は少ないが職人気質。 - 小野寺功(CV:石塚運昇)
ビルの保安責任者。セキュリティに厳しいが実直。 - 日下ひろな(CV:湯屋敦子)
IT企業の女性社員で、事件に深く関わる鍵を握る。 - 西村秀雄(CV:志賀克也)
ツインタワーの施工担当者の一人。 - 戸田正一(CV:宗矢樹頼)
ビル開発関連の中堅社員。事件の背後に関わる人物。
あらすじ
最新のIT技術を駆使して建設された、西多摩市の超高層ビル「ツインタワービル」。完成間近のその施設に、江戸川コナンたち少年探偵団、毛利小五郎や蘭たちが招待され、内覧会に参加することになる。
一方、ツインタワーの建設に関わる関係者たちが次々と謎の死を遂げ、不穏な空気が流れ始める。コナンは事件の真相を探るうちに、灰原哀の様子に異変を感じ始める。彼女の過去、そして“黒ずくめの組織”の影が、静かに近づいていた——。
高層ビルに隠された謎と、緊迫のタイムリミット。果たしてコナンは、全ての真相を突き止め、人々を危機から救うことができるのか?
どこで見れる?視聴可能な配信サービス
2025年5月時点で『天国へのカウントダウン』が視聴可能な配信サービスは以下の通りです(一部要登録・有料):
- U-NEXT
※31日間無料トライアルあり。コナン劇場版多数あり。 - Hulu
※2週間無料。コナンTVシリーズも多数配信中。 - Amazon Prime Video
※レンタル/購入方式が多め。見放題対象は時期によって変動。 - Netflix
※一部劇場版コナンを配信。配信時期により非掲載の場合あり。
※各サービスの配信状況は変わることがあるため、リンク先で最新情報を確認してください。
まとめ

- 黒の組織が劇場版に初登場 → ジンとウォッカがスクリーンに登場し、緊張感が倍増。灰原哀の過去にも迫る重要作。
- 灰原哀の心情描写 → 自らの運命と向き合う灰原の葛藤や、コナンとの絆が丁寧に描かれる。
- 緻密なサスペンス構成 → 連続殺人と爆破計画が交錯し、謎解きのテンポも良好。観客を最後まで引き込むストーリー展開。
- ツインタワービルのスケール感 → 仮想の超高層ビルを舞台にした立体的なアクションと逃走劇が見どころ。
- 爆破シーンの迫力 → シリーズ屈指のダイナミックな爆破演出。終盤にかけての緊迫感は圧巻。
- 少年探偵団の活躍 → 物語の要所で重要な役割を果たし、コナンとの連携も見もの。
- 人間関係の伏線と心理戦 → 関係者たちの裏の顔や過去に隠された因縁が、物語に深みを与えている。
サスペンスとアクションのバランスが絶妙で、シリーズファンにはもちろん、初めて劇場版を観る方にもおすすめの1作です。コナンと灰原の関係性や黒の組織との因縁に触れられるため、TVシリーズや後続の劇場版にもつながる「重要な節目」としても注目されています。
コナン映画の中でも特に完成度が高く、何度観ても発見がある『天国へのカウントダウン』。まだ観ていない方は、この機会にぜひチェックしてみてください!
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