
作品概要
作品名:名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)
公開日:2005年4月9日
上映時間:109分
監督:山本泰一郎
脚本:柏原寛司
音楽:大野克夫
主題歌:ZARD「夏を待つセイル(帆)のように」
キャッチコピー:
「海に消えた真実が、哀しみの航路を暴き出す――。」
キャスト情報
レギュラーキャラクター
- 江戸川コナン(CV:高山みなみ)
→ 高校生探偵・工藤新一が幼児化した姿。鋭い推理力で事件を解決する。 - 工藤新一(CV:山口勝平)
→ コナンの元の姿。今回は回想・音声出演で登場。 - 毛利蘭(CV:山崎和佳奈)
→ 新一の幼なじみで空手の達人。正義感が強く仲間思い。 - 毛利小五郎(CV:神谷明)
→ 蘭の父で私立探偵。事件では“眠りの小五郎”として活躍。 - 阿笠博士(CV:緒方賢一)
→ 発明好きの博士で、コナンたちを支援する存在。 - 灰原哀(CV:林原めぐみ)
→ 元・黒の組織の科学者。現在はコナンたちと生活を共にする。 - 吉田歩美(CV:岩居由希子)
→ 少年探偵団の紅一点。好奇心旺盛で行動力がある。 - 小嶋元太 / 高木刑事(CV:高木渉)
→ 食いしん坊の少年探偵団メンバー / 熱血で真面目な刑事。 - 円谷光彦(CV:大谷育江)
→ 冷静沈着で知識豊富な少年探偵団メンバー。 - 鈴木園子(CV:松井菜桜子)
→ 蘭の親友。お調子者だが友情に厚い。 - 目暮十三警部(CV:茶風林)
→ 警視庁のベテラン警部。事件解決のためコナンと協力する。 - 白鳥任三郎警部(CV:井上和彦)
→ インテリで品のある警部。論理的な捜査が持ち味。 - 佐藤美和子(CV:湯屋敦子)
→ クールで頼れる女性刑事。高木刑事との関係も注目。 - 千葉刑事(CV:千葉一伸)
→ 穏やかな性格の刑事。サポート役として活躍。 - トメさん(鑑識官)(CV:中嶋聡彦)
→ 鑑識担当で、証拠収集を行う現場のベテラン。
劇場版オリジナルキャラクター
- 日下ひろなり(CV:山寺宏一)
→ 作家。15年前の事故の真相に迫る鍵を握る人物。 - 秋吉美波子(CV:榊原良子)
→ 船の設計士であり復讐者。過去の悲劇が動機となる。 - 海藤渡(CV:中田浩二)
→ 豪華客船「アフロディーテ号」の船長。事故当時の関係者。 - 辻本夏帆(CV:西村ちなみ)
→ パーサー。乗客の対応を担う明るく丁寧なスタッフ。 - 岬直也(CV:太田真一郎)
→ チーフパーサー。責任感が強く、船内での管理役。 - 伊沢洋介(CV:大川透)
→ 一等航海士。航行の補佐を務める信頼ある乗組員。 - 水久保仁(CV:井原啓介)
→ 船医。乗客の健康状態を管理し、緊急時に活躍。 - 磯崎滋(CV:不明)
→ レストランマネージャー。船内サービスの運営を担当。 - 汐見勝彦(CV:遊佐浩二)
→ シェフ。高級料理を担当する料理人。 - 新見謙介(CV:有本欽隆)
→ 元首相で招待客。八代延太郎と旧知の間柄。 - 八代延太郎(CV:岡部政明)
→ 八代グループの会長。15年前の事件のキーパーソン。 - 八代貴江(CV:不明)
→ 八代グループ社長。父・延太郎の娘で企業を支える。 - 八代英人(CV:不明)
→ 貴江の夫。過去の事故に関わる人物。
売り上げ情報
日本国内興行収入:21.5億円
世界興行収入:約20,768,817ドル(約21.5億円)
シリーズ内興行収入ランキング(2025年時点):第24位
観客動員数:約182万人
あらすじ
15年前、北大西洋で貨物船「第一八代丸」が氷山に衝突して沈没する事故が発生しました。船長の沖田と三等航海士が死亡するこの事故には、何か不自然な点が残されていました。
時は流れ、八代グループが所有する豪華客船「アフロディーテ号」が処女航海を迎えることになります。鈴木園子の招待を受け、コナン、蘭、小五郎、少年探偵団、阿笠博士たちも船に乗り込み、楽しい船旅が始まるかと思われました。
しかし、出航後すぐに事件が発生します。まず、園子が何者かに監禁され、次に八代商船の社長・八代貴江が船内で刺殺されるという凄惨な事件が起きます。さらに、会長である八代延太郎も行方不明となり、船内は一気に緊張に包まれます。
コナンは事件の調査を進める中で、15年前の貨物船沈没事故が現在の事件と深く関係していることに気づきます。一方、毛利小五郎も珍しく本気で推理を行い、犯人の手がかりを追っていきます。
やがて明らかになる真実。それは、八代グループが15年前の沈没事故で巨額の保険金を得るため、事故を意図的に引き起こしていたという衝撃の事実でした。そして、今回の連続殺人の犯人は、当時亡くなった沖田船長の娘・秋吉美波子。彼女は、父の死の真相とそれを隠蔽した八代家に復讐するため、今回の事件を計画していたのです。
クライマックスでは、小五郎が犯人を論理的に追い詰め、見事に事件を解決します。普段はコナンに助けられてばかりの小五郎が、初めて自力で活躍を見せる姿は印象的で、観る者に深い感動を与えます。
どこで見れる?視聴可能な配信一覧
2025年5月時点で『水平線上の陰謀』が視聴可能な配信サービスは以下の通りです(一部要登録・有料):
- U-NEXT
※31日間無料トライアルあり。コナン劇場版多数あり。 - Hulu
※2週間無料。コナンTVシリーズも多数配信中。 - Amazon Prime Video
※レンタル/購入方式が多め。見放題対象は時期によって変動。 - Netflix
※一部劇場版コナンを配信。配信時期により非掲載の場合あり。
※各サービスの配信状況は変わることがあるため、リンク先で最新情報を確認してください。
まとめ

- 豪華客船という閉鎖空間が舞台
海上という逃げ場のない密室で展開される事件は、緊張感とサスペンスが高まります。 - コナンと蘭の父・毛利小五郎の本格共演
コナンと小五郎が協力して事件に挑む姿が描かれ、小五郎の“名探偵”らしい一面も垣間見えます。 - 過去と現在が交錯する構成
15年前の沈没事故と現在の事件がつながり、時間を超えた復讐劇が展開される重厚なストーリー。 - 蘭のピンチとコナンの決死の救出劇
海上での大ピンチに巻き込まれた蘭をコナンが救うシーンは、スリルと感動にあふれた名場面です。 - アクションと推理のバランスが絶妙
爆発、追跡、脱出などのアクションと、本格的な推理が見事に組み合わさった展開が魅力。 - 動機に切なさを感じる犯人像
犯人の動機がただの私利私欲ではなく、過去に抱えた痛みや喪失に基づいている点も見応えがあります。 - サブキャラクターたちの存在感
船の乗客や関係者など、脇を固めるキャラクターたちも個性豊かで、事件を彩る重要な役割を果たします。
推理とアクション、ドラマのバランスが取れた、見応えある一作です。
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